フィジカルトレーニングを取り入れて、変わったこと・変わらなかったこと

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実はと言うかなんというか、最近TWOLAPSのフィジカルコーチである和田俊明コーチにパーソナルトレーニングとして補強トレーニングを見てもらってます。
加えてそれ以前の今年1月辺りからは、補強トレーニングやいわゆる筋トレを積極的にスケジュールに組み込むようになりました。
トライアスロン界では「余計な筋肉がつく」「体が重くなる」「必要ない」「筋トレに割く時間がない」と言われ敬遠されがちなフィジカルトレーニングですが、ある程度の期間やってみてどんな変化が起こったのか、まとめてみました。

変わったこと

・体重が増えた
まず圧倒的に体重が増えました。
今年のはじめに1週間平均が60.5kgほどだった起床時の体重が、現在は62.0kgほどまで増えました。
これは一概にフィジカルトレーニングだけが要因とは言えませんが、大学2年時から昨年までで体重を年間通して59.0-61.0kgの間に収めていた私としてはかなり大きな変化です。
しかも食事内容はほとんど変えておらず、「むしろなんで増えた?」と疑問符が出るような状況です。

・腰が痛くならなくなった
バイクとランで高出力を続けると腰にキてしまうのが長年の悩みでした。
どうもそれは反り腰からくるものだったらしく、下腹部の使い方を知ってから腰が痛むことが減ってきました。
ちなみに私の反り腰は、中学生の時に「速い選手の腰はこうなってる気がする」という感覚に基づく長年かけて自発的に獲得してしまった「悪癖」です。

・疲労困憊状態に陥りづらくなった
強度の高い練習を継続していると、なにかのタイミングで急に体に力が入らなくなりパフォーマンスがガクッと落ちることがあります。
いわゆるオーバーワークなのでしょうが、この状態に陥ると数日は回復に充てなければならなくなり、強化にとってとても効率が悪いです。
ですが、3月の頭あたりからこのオーバーワークの状態に陥ることが少なくなりました。
いままでは3週間高い強度の練習をすると1週間は、回復に充てなければならないくらい疲労していたのですが、それが無くなりました。
筋肉量が増えて、単純に耐えられる限界値が上がったのか、それとも効率よく体を動かせるようになり同じ運動でも受けるダメージが減ったのかはまだわかりませんが、明らかに同じ練習をやっても以前より回復に数日かかるレベルの「出し切り状態」になることが無くなりました。

・体の動かし方がわかって来た
これは「体幹」関連だと思います。
今まで私は体幹の固定力が弱く、生み出した力を抑えきれず逃してしまっていた状態でした。
故に、私にとって体を動かすことは、「無重力空間で手足をばたつかせる」ようなすべての力がどこかしらに逃げてしまう感じがありました。
ですが、体幹(下腹部)の入れ方がなんとなく掴めてくるに連れて、「地面に足をついて立つ」感じに近づき、「今どうやって立ってるか」が何となく掴めるようになり、それにともなって体の動かし方も掴めてきました。
つまり「いま足が地面についてて、腕がこの辺にあるからこういう出力をすれば、こういう力が帰ってきて体はこっちの方向に動くだろう」みたいな感覚が掴めた感じです。

・痩せた?絞った?と言われるようになった。
これはなんでかわかりません。ホントに。むしろ増えてるんですが。

ちなみにもともとあまり故障しないタイプなので、故障のリスクが減ったかどうかはわかりません。

変わらなかったこと

・体のバランス感覚
バランス感覚と言っても色々ありますが、要するに「物理的な体重は増えましたが、スイム、バイク、ランに於いて、体が重くなって動きづらくなった感覚はありません」ってことです。
体を動かす感覚は以前と変わりません。
むしろ少し反応が良くて「体重減ったか?」と思うくらいです。
なので毎朝増えていく体重を見ながら、実際の感覚との乖離に首を傾げてました。
軽く感じるのに重くなるとはこれ如何に?

・体の柔軟性
これはむしろ上がりました。
固定の力を上げるということは、動きの中でそれが活かせるようにしなければならないということ。
大きな動きが出来るからこそ、動かさない力が必要になってくる。
ということで、今、和田コーチに教えてもらってるフィジカルトレーニングは可動域の獲得も含めて1セットです。

・練習時間
「他の種目練習を圧迫する」という理由からトライアスロン界ではフィジカルトレーニングを避ける人が多いのですが、別にそこまで変わりません。
ウォーミングアップのときにやったり、クールダウンのついでにやったり、事務作業の合間にやったり。
「1時間枠取ってやる」ような練習は少ないので、そこまで大きくスケジュールを変えずに取り組めてます。
それに。「ある部位に対する負荷のかかり方」に限って言うとフィジカルトレーニングの方が高いので、練習の目的によっては、種目練習よりもフィジカルトレーニングを優先した方が良いこともあるかもしれないです。(完全に主観ですが)

まあ、いずれにせよ、大学の卒論がトレーニングに関することだったりと、元々私はフィジカルトレーニング賛成派の人間なので、今回ある程度続けた結果に思うことは「やっぱりな。」というのと「このまま続ければどこかでブレークスルーが起きそうだ」という期待です。
そんなわけでまた数カ月後、私の意見がどう変わってるかは…お楽しみに笑

それでは!