サンタマルタ・レースレポート

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9/11にサンタマルタでレースをしてきました。
結果はDNF。
バイク途中に激しく嘔吐、そのまま寒気やら脱力感を感じ始めランスタート時にリタイア…。症状的に食中毒っぽかったですが、リタイアするまでのレース展開は良かっただけに悔しい結果でした。

スイム
前日試泳の際は波も低く穏やかな印象の海でした。
しかし、当日はストロークの腕がさらわれる程度の波。第一ブイまでが225mと普段よりもかなり近めに設定されていたこともあり、スタート直後のバトルは案の定激しいものに。
私はレースナンバー的に中央のやや外側寄りを選択。スタート直後は激しいバトルが起きましたが、今回の課題①として「バトルは自分のエリアを確保することに専念し、ブイ前からHDする」というのを設定していたので、焦らず潰されないことだけを意識。
特に小柄な私は気を抜くと頭を抑えられて沈められたり、足を掴まれて引っ張られるので、そういった妨害を一つ一つ殴り飛ばしながら(笑)冷静に対処。
ブイ手前では先頭からあまり遅れていなかった印象。その代わり塊の中でブイに突っ込むことに。
一瞬、集団が緩んだ(おそらくスタートダッシュからバテた)タイミングが合ったので、その隙にポジションアップと内側に切り込み。ほぼ減速なくクリア。
それ以降は集団外側を泳ぐことになってしまったけれど集団内でスイムアップ。波にも対応できたしいい感じのスイムでした。
…と思いましたが、先頭からは12-3秒位遅れの20位くらい。もう少し前で上がれたと思ってました。

Gaira Beach(サンタマルタの観光海水浴場)

バイク
スイムアップ~トランジッションまでが250mというほぼ第一ランみたいなトランジッションを抜けバイクへ。
バイクに乗るまでに順位を押し上げられたようで、バイクに乗って1kmくらいで集団入り。このときのバイクワット数が1分間の最大記録(ローラー台)と同じ位を記録していたので、バイクはもしかしたらかなり強くなっているのかもしれません。それでも周りと比べてまだまだなことには代わり無いケド。
しかしここで問題発生。集団入りして一息ついたときに急に吐き気が。心拍数を急激に落としたことによる吐き気かと思い、集団後方で落ち着けようと思った矢先、激しく嘔吐。しかも2度。
吐き方も吐いた量も明らかに息切れによる嘔吐とは違ったので、その瞬間にいつもと少し違うことには気付いていました。でも今はレース中ということで、気付かないふりをしてローテーションに参加。
しかし、10kmの折り返し過ぎ、快調に回っていた脚が回らなくなる。エネルギー切れかとも思いましたが、そもそも吐き気がヤバすぎてエネルギージェルなんて飲める状態じゃありませんでした。そして異常な寒気。
そのまま集団後方へズルズルと。後半10kmは集団に付いていくだけに。
そのままバイクフィニッシュ。ランニングシューズは履いたが、スタート100mくらいで走れなくなりリタイア。

公式練習(試走)

サンタマルタに入り、前日までは本当に調子が良かったです。3ヶ月一心に強化に打ち込んできたものの全てが身に付いて集約されつつある感じがすごくあってレースが待ち遠しいくらいでした。
しかし、食中毒という海外遠征において最も初歩的なミスでDNF。
調子のいいときほど、全てが上手く運んでいるときほど、私の人生には落とし穴があって、それは呪いのようについて回る確定事項ではあったのですが…。まさか律儀に地球の裏側コロンビアまでついてくるとは思いませんでした。
簡単に言うと「詰めが甘い!!!」
原因は色々考えてみたのですが、現地の食事というよりは日本から持っていった物の保管状況に問題があったかもです。

そんな感じのサンタマルタ遠征。コンチネンタルカップはレースがどんどん中止になる中での、開催まで辿り着いた貴重な1戦だっただけに悔やんでも悔やみきれないです。
まあでも起きてしまったことは仕方ないので、今後は絶対食中毒になんかならないように最新の注意を払っていきます。(今回も最新の注意は払っていたのですが)

とまぁ、海外遠征のトラブルを一つ経験したことで、また一つ強くなれたということで…。
まぁ、「痛みのない教訓には意義がない」ってハガレンでも言ってますし。今回の経験はその痛みだったと思えば…(ちょっと違うか)。いつか鋼のような心を手に入れることができるでしょうね。

以上。次は国体!
それでは!