アスリートにとっての睡眠の重要性

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皆さんこんにちは。
最近、練習のギアを更に一段階上げ、ヒィヒィ言いながら日々を過ごしています。
そんな生活の中で常々思うのが、睡眠の重要性です。

よく「練習」「食事」「睡眠」と競技に大切なこととしてあげられることが多いですが、睡眠に関しては、いかに良い睡眠がとれたかどうかで、その日の練習効果が決まると言っても過言ではないくらい、重要なものではないかと最近感じます。

というのも私自身、最近睡眠を見直して、必ず8時間は「睡眠時間」として確保できるよう、練習時間やその他作業の時間を調整しているのですが、これをするようになって、満足のいく練習を継続して積み続けることができるようになりました。

先週の同じ日よりも、練習で到達する数値が少し上がっていることを感じる日も多くなりました。

日本人は、世界中の人々と比べて睡眠時間が少ない傾向にあるとよく言われますが、睡眠の質を高める云々よりも、とりあえずたくさん寝るようにする!というのは、アスリートは特に大事なように思います。

ドラゴンボールを読んだことがある方はイメージしやすいかもしれませんが、作中で「超サイヤ人は死にかけるほど強くなる」みたいな事が言及されています。
要するに、自分の持つ力以上の力に相対した時に、次はそれに負けないようにするため、体がそれに順応し、強くなるということです。(超サイヤ人を人間の尺度で測るのは少し違うかもですが…)

人間の体もそれと同じようなことが可能で、自分の力以上の負荷を体が受けるとそれに順応するために体は成長します。
わかりやすいのは、筋トレすると筋肉痛になって痛い代わりに、それが治ると同じトレーニングでも筋肉痛にならなくなる事ですかね。
これも体がその負荷に順応して起きる出来事です。

で、その体の成長に必要なのが「食事」と「睡眠」です。

食事は、例えば筋肉痛になって、体が筋肉を大きくしようとしてるのに、筋肉の材料となる栄養が体に取り込まれてこないと、ただ筋肉痛になっただけで体が成長しません。

木材がないのに家を建てようとしてるのと同じですね。家が建つわけありません。

睡眠は体が変わるタイミング作りです。

起床時に人間は体を成長させることはできません。
歩いてて急に足が伸びたら転んじゃいますよね。

身体活動が行われていない時=寝ているときが、人間にとって体を成長させるほぼ唯一のチャンスなのです。
そしてそれは、傷を修復させるという事で、疲労回復にも同じことがいえます。

ここで、前のドラゴンボール理論に戻ります。
自分の力以上の負荷を受けるということは、自分自身は100%の力を出せる状況にないと行けないわけです。
101%の刺激を受けることで、明日にはその101%が100%になり、またその次には~という感じで体は成長していくからです。

では、体の回復、つまり睡眠が不十分だとどうでしょう。
自分の50%くらいしか発揮できない状態で、トレーニングとして掛けられる負荷なんて55%程度がいいところです。
それ以上の負荷は体が壊れます。怪我です。

それが続くとどうでしょうか、自分の力の50%程度の負荷しか掛けられないと、いつまで経っても自分の100%のラインは変わらないままです。

結果、「こんなに練習してるのに強くなれない!」という事態に陥りがちです。

若い頃は、睡眠時間が少なくても体の回復が間に合って、それでも十分強くなることができました。
しかし、悲しい哉、23,4歳を超えた辺りから、そういう無理が効かなくなってくるように感じ始めました。

練習することは大切です。

ガンガン高い負荷をかけて、体の成長を誘発させることが肝心です。

ですが、それと同じくらい、いやそれ以上に休息・リカバリーというものがなければ、その成長は頭打ちになってしまい、1つ殻を破れずに悶々とすることになってしまうのだろうなと、実体験から最近考えるようになりました。

睡眠大事。本当に。

まあ、寝起きのスイッチが入るのが遅いことに変わりはないんですけどね…。

というわけで寝ます!
それでは!